九州大学大学院 医学研究院 形態機能病理学

DEPARTMENT OF ANATOMIC PATHOLOGY, PATHOLOGCAL SCIENCES, GRADUATE SCHOOL OF MEDICAL SCIENCES, KYUSHU UNIVERSITY

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SMARCB1/INI1欠失腫瘍の分子病理学的解析

小児グループ

研究内容

2015年12月13日公開 2015年12月13日更新

SMARCB1/INI1(以下INI1)はSWI/SNF型クロマチン再構成因子複合体を構成する1因子で、クロマチン構造を部分修飾し細胞特異的にプロモーターの翻訳を調節する。また、これらは正常細胞の核に普遍的に発現している。このINI1蛋白が欠失する腫瘍には、悪性ラブドイド腫瘍や類上皮肉腫などがあるが、上皮様の細胞形態やラブドイド細胞の出現、予後不良などの共通した特徴がある。1985年に恒吉前教授が世界で初めて、軟部領域に発生する悪性ラブドイド腫瘍を報告して以来、我々のグループではこれらINI1欠失腫瘍の分子病理学的解析を継続して行っている。

参考文献:

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